ハイサイよしおです。
2002年、島津製作所の田中耕一さんがノーベル化学賞を受賞しました。
高分子量のたんぱく室のイオン化の成功によって「レーザーイオン化質量分析技術」を確立させたことが受賞の理由です。
成功の一因として、熱エネルギー緩衝材を、誤ってグリセロールとコバルトを混ぜてしまい、「どうせ捨てるのも何だし」と実験したところ、見事成功しました。
他にもフレミングは、実験室を片付けず汚いままにしていたところ、黄色ブドウ球菌が一面に生えた培地に、たまたま生えていた青カビの周りが透明になっていたことに気づき、ペニシリンを発見しました。
ミスが成功につなっがったという話しでした。
そして私。
今月末にセミリタイアする予定です。
「セミリタイア卒業」というワードがトレンドワード入りする中、なぜ私はセミリタイアができることになったのか。
それは生活の裏付けとなる資金が十分に確保できたこと。
そして、その資産から生まれる、家族が生活するのに十分な配当があるためです。
この配当。
シミュレーションでは年間手取りで3万5千ドル。
日本円にして今のレートで475万円くらいはあるのですが、その中核を成すのがBDC(Business Development Companies)大手のエイリス・キャピタル(ARCC)の存在。

これがポートフォリオに組み込まれていなければ、おそらくセミリタイアは夢のままだったでしょう。
ずさんなミスで購入したエイリスキャピタル
BDCは利益の90%を配当に回すことで税の優遇があるので、いずれも高配当。
現在株価は19ドル真ん中あたりをウロウロしていますが、私が購入した3年前は株価が下がっていて、1株11.2ドルで購入できました。
ちなみに、私が株を購入する単位はだいたい100万円前後です。
そのため、ARCCも1,000株程度を購入しました。
そして日は流れ、ポートフォリオをチェックしていたところ、「ん、キャッシュが少なくなっている?」と気づき、口座を総点検。
すると、なんと一桁多くARCCを購入していたことが判明。
金額にして約1500万円なり。
やらかしました。
一瞬青ざめましたが、「高配当だし、株価が下がっていても保有し続ければいいか」と考えなおし、キープを決断し、今に至ります。
今週のポートフォリオ
今週のポートフォリオは次のとおりとなりました。
先週末と比べて+7,969ドルとなりました。
今日の主題であるBDCのメイン・ストリート・キャピタル(MAIN)が最近調子いいです。
日本株は先週に比べて+98,600円となりました。
中国経済の回復で、資源・エネルギーの価格が推移という見方によって、総合商社の三井物産が大きく上昇。
良くも悪くも中国経済の影響は大きいようです。
人生、何がどう左右するかわからない
このARCC、私が購入した後に上昇を続け、ここ数年は20ドル前後をウロウロしています。
円安も相まり、1500万円くらいプラスになっているので、キャピタルゲインとしても成功しています。
しかも、この1銘柄だけで手取りで250万円前後の年間配当があります。
私のインカムゲインの半分以上を占めています。
あの時、注文数量の桁を間違っていなければ。
そして、気づいた後にビビッて売却していたら・・・
仕事を辞める決断は人生でも最も大きな決断の一つでしょう。
こんな、単なる凡ミスで決まることになることは、人生って何が起こるか、そして幸いするか分かりませんね(幸いするかは分かりませんけど)
ちなみにこのBDC、現在日本の証券会社では購入することが出来なくなっています。
売却は可能ですが、このお宝株は子どもたちに相続させ、子々孫々受け継いでいきますわ。
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