ハイサイ、よしおです。
今年の沖縄はめちゃくちゃ暖かい。というか暑い。うちの子ども達なんか、年中ほとんど半袖Tシャツで外出はぞうりですから。いいところだなあ沖縄。というか、このブログでは沖縄絶賛しかしてないですね。
私もかつては外国に移住する計画を立てていた時期もありました。カナダとかパラグアイとか。でもやっぱり沖縄を拠点にアクティブに動く方がベストではないかと考えるようになりました。しょっちゅう言っていますけど、LCCも充実しましたしね。
人生の優先順位で仕事は何番目?
私の大先輩に、退職直後にJICAの専門家として中国にいったりベトナムに行ったりと、かなりアクティブに活動している方がいます。外国から帰ってきた現在は家庭菜園とは呼べない規模の農園を庭でやっていて、作った野菜や盆栽を直売所で売ったり知り合いに配ったりと、現役時代よりも忙しいと嬉しそうに話します。
この方いわく、「現役の頃は出世しないで腐ったこともあった。しかし今思い返してみるとそれは完全に間違いだった。退職してしまえばみんなただの人だよ」と飲む度にアドバイスしてくれます。
歳を重ねると、やはり先輩方の言葉には経験に裏打ちされた含蓄や示唆があって、自身の立ち位置を客観的に見るひとつのきっかけを与えてくれます。
基本、私もこの大先輩と同じ考えを持っていて、出世には全く興味ありません。それは人生は有限であり、仕事以外にやるべきことがたくさんあるからです。私の中では仕事のプライオリティがかなり低く、給料さえもらえればそれでいいと割り切っています。
でも中には人生=仕事の人達もいたりして、私の職場でも定時に帰る人はほとんどいません。独身が多いからそうなるのか、そうだから独身なのかは不明ですが、いずれにせよ、定時で帰る雰囲気では全くありません。
そんな中、私はほぼ毎日定時で帰っています。ただ人間は社会的な生き物なのでどうしても周りの目、評価が気になります。かくいう私もそうです。そんなときは人生のプライオリティを考えるようにしています。私には就業時間外に仕事をしている暇はないし、実際ありません。
残業が美徳な風潮はなくそうぜ
私がそうだからといって残業を全面的に否定するものではありません。時期やプロジェクトスケジュール、突発的な事件によっては残業することもあるでしょう。ほんとうに膨大な仕事を背負わされてパワハラまがいで仕事を押しつけられている人達がいることも確かです。数年前、電通で膨大な残業やパワハラの末、自殺した女性の悲しいニュースもありました。
いわゆる“36協定”では、時間外労働の上限は、月45時間・年360時間となり、臨時的な特別の事情がなければこれを超えることはできないとされています。
仮にこの数字が本当なら、勤務時間が1ヶ月=22日とすると1日2時間の残業となります。そうなると、平日は帰宅したら夕食を食べ風呂に入って寝るだけです。仮に一週間のうち週末を除いた5/7日、22歳から60歳までの38年だと27年が仕事中心で過ぎていくわけです。
一度しかない人生、あいつら死ぬ前に後悔しないのかなあ。家族も作らず退職してただの人になったら一体何が残るのだろうか。
そうは言っても先には帰りにくいというこの空気
以前見たニュースでは、欧米なんかでは定時に帰るのが当たり前で(そのため家に仕事を持ち帰る人もいるみたいです)、残業するヤツは能力なし判定されるとのことでした。
人それぞれに価値観があり、仕事に自己実現を見いだす人もいるでしょう。ただ私の価値観の中で仕事は、あくまでも給料をもらうための手段です。もしかしたら慢性的に残業をしている同僚達の中には残業代目当ての人もいるかもしれない。そういう意味ではどっちもシビアだったりして。
ただ私の場合は、残業代をもらうために残るくらいなら帰ってブログを書いたり子どもとお風呂に入る方よっぽど充実した人生が送れると思っています。
さて、これくらい割り切っている私ですが、やはり率先して帰るのはいつも気がひけます。なので、人生のプライオリティ(優先順位)を常に頭の真ん中において催眠術のように自分に言い聞かせています。
しかし、決められた就業時間に帰るという当然の行為なのに、軽微といえど毎回ストレスを感じるのは正直しんどい。働き方改革で、時間が来たらパソコンの電源が強制的に切れるとか、ダースベイダーの音楽が大音量で流れまくるとかやってくれたらいいのに。とにかく、この慢性的な残業の風潮を改善していって欲しいものです。
ちなみに冒頭の先輩のアドバイスには続きがあります。
「人生で大事なことは毎日楽しいと思って打ち込める趣味と、退職後も忌憚なく付き合うことのできる人間関係だ。仮に出世したとしてもおごらずに、人に対しては真摯に接することだ」と。
私が出世するかどうかはわかりませんが(その前にセミリタイアするけど)、先輩のアドバイスは胸に刻みたいと思います。
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