【WBK】世界一小さな大陸

米国株

みなさんはジャックニコルソンとモーガンフリーマンが出演している「最高の人生の見つけ方」という映画を見たことがあるでしょうか。

あらすじを簡単に説明すると、余命を宣告された大富豪と元自動車整備工のおっさんが病院で出会い、バゲット(棺桶)リスト=死ぬまでにしたいことをまとめたリストを作り、人生を楽しむという映画です。

この映画の良し悪しと日本語の題名がダサいのは置いといて、このバゲットリスト、昔私も作ったことがあります。映画を見る前の話ですが。

家の壁に張って、それをしょっちゅう眺めては日夜投資に取り組んでいたっけ・・・。

 

その中の一つに次の項目がありました。

家族でオーストラリアのシドニーに行き、そこから飛行機でアリススプリングスまで飛び、キャンピングレンタカーを借りてエアーズロックを目指す。エアーズロックに登った後、その後、砂漠の真ん中で火を焚き、朝まで踊りあかす(原文ママ)

素敵やん、当時の俺。あ、全然イタくはないです。大丈夫です(キッパリ)

 

そのエアーズロックですが、2019年の10月から登頂が禁止されるみたいです。もう1年切っている、早く行かねば!

でも、オーストラリアってどうなっているんだ?

 

オーストラリアの物価

オーストラリアって広大な土地に人間よりも家畜がたくさんいて、比較的穏やかなイメージじゃないでしょうか。老後を過ごすのもいいんじゃないか、と思ったあなた、かなりハードル高いですよ。

ええ、物価が。

オーストラリアの最低時給は、職種形態にもよりますが、24豪ドル弱。1豪ドル=82.5円計算で、日本円にして2千円弱(!)

例えばランチは16豪ドル、1,400円なり!

他にはなんやタバコ2千円やらコーラが400円とかなんとか。

 

はい、そこで問題。

問1 これらのことから分かることを記述しなさい。

答え 貧乏人は行ったら死にます。特に家族で行くと3倍速で。

うぐぐぐ、オーストラリア恐るべし。。

 

オーストラリア経済の展望

オーストラリアは日本の約20倍という広大な土地に約2,460万人の人々が暮らしています。

その広大な土地からとれる鉄、ニッケル、石炭などの鉱物資源に恵まれている反面、お得意様である中国の景気に左右される側面があります。

人口増加国でもあり、景気は拡大基調です。

現在の政策金利は1.5%と米国の2.0~2.5%を下回っており、トルコショックの影響によるリスク回避の動きにより1ドル=80円を下回っていましたが、アメリカ中間選挙の結果を受け、不透明感が払しょくされたとして、現在1ドル=83円を伺っている状況です。ざっくり。

 

ウエストパックバンキング(WBK)ってどうなのさ

ウエストパックバンキングはオーストラリアの4大市中銀行の一つです。

米国株式市場でもADR(米国預託証券)という形で購入出来ます。

ADRとは、米国の金融機関が現地(米国以外)企業の株式を取得し、その所有権を示す預かり証のことで、実質、米国以外の国の企業の株式を米国市場で売買することができるようになります。

平たく言うと、他の国の株なのに米国市場で購入できるということ。

基本、株やETFから配当(インカムゲイン)や売買益による利益(キャピタルゲイン)が生じた場合、米国であれば10%の所得税が差し引かれますが、ADRの場合、その企業がある国の税率に従うため、現地の税率が0%なら課税されません。オーストラリアがまさにそうなので、WBKはNISAでの運用にぴったりです。

11月9日現在のPERは11.2と他の米国株と比較しても割安で、配当利回りはなんと7%となっており、大変魅力的です。

更にNISAで購入すると丸々インカムゲインとなります。

しかし、今年に入ってから対象にならない法人向け融資といった不正が明るみになり、また貸出金利との差による利ザヤも低下していることにより株価は右肩下がり。現在は20ドルを下回っている状況です。

先ほど書いたように、今後のオーストラリア経済の展望については私は楽観的です。

銀行業務自体は金利や景気に敏感に左右されるので、浮き沈みはあるものの、長期的保有するのであれば一つくらいポートフォリオに入れていてもいいと思って投資しています。

人口増加国だし配当利回りは高いし。

 

ただ、「銀行業」そのものについてはいくつか懸念があります。

〇 アマゾン銀行が誕生した場合

これまでも、アマゾンが参入すると報道された業界の同業者の株価がガクッと下がる、いわゆる「アマゾンショック」が何度もありました。

実際にアマゾンの銀行業への参入について報道されていることから、いつかはわかりませんが、かなり確実性が高い未来なのではないかと思います。

実際自社サイトへの出品者に対し融資は行っていますし。ビッグデータと金融は相性良すぎですもんね。

ただ、銀行業については許認可や規制などが多いため参入障壁はかなり高いと思われ、また、ジェフベゾスとトランプ大統領との確執により、トランプ政権下ではすんなり進むとも思えません。

 

〇フィンテック企業の台頭

例えば資金調達の方法としてはクラウドファンディングやソーシャルレンディングが銀行の貸し出し業務のエリアを侵食しつつあります。

スタートアップ企業である”トランスファーワイズ”では安価に、そして簡単に外国への送金を可能にしました。

また、スマホやタブレットといったモバイル端末で個人間の送金や決済を行う”VENMO”というアプリは無料で個人間送金が可能となっており、利用者や店舗が激増しています。

今後も破壊的なフィンテック企業が社会を席捲していけば、既存の銀行はジワジワと包囲されていくでしょう。

 

〇 ブロックチェーンへの対応

ブロックチェーンは電子データをかなり高度に暗号化するため、安全な電子上の通貨のやりとりが可能となります。

そしてこれは、これまで膨大な人員と時間をかけてお金の管理・流通を行っていた銀行業務が、ブロックチェーン技術により代替されるていくことになるわけです。

ブロックチェーンを使った技術により、安価で安全な通貨の取引が可能になるため、銀行の持つ優位性が薄れていく可能性があります。

 

WBKはどうするべきか

WBKのような古くからの銀行は、これらの革新的なフィンテックを無視するのではなく、自社の経営に上手く取り入れ融合させていく必要があります。

そうすれば、これまで蓄積した縄張り内のネットワークや与信データ、資金力などを武器として組み合わせれば、生き残るのみならず、更なる飛躍も可能になるかもしれません。

例えば、”VENMO”に対抗するため、米国の銀行連合は”ZELLE”を設立し、個人間送金の手数料を無料にしました。各種支払いの決済にも利用できるようしており、使用者数では”VENMO”を圧倒しています。

 

ダーウインは進化論の中で、「環境に適応したもののみが生き残る」という説を唱えました。適応できなかった巨大な生物が絶滅していったように。

これらの銀行もこの激動の環境に合わせ、その生態を変化させ続ける必要があります。

さて、銀行の行く末を概観してみましたが、一方、肝心のWBKについては、私は現在528株を保有しており、結構含み損がある状況です。

しかし、長期でみると現在の株価と配当利回りはかなり魅力的なので、今後も相場と株価の動きを注視しながら、インカムゲイン投資家としてNISAの範囲で買い増しして行こうと思います。

 

50位以内に入ったら、うめ吉とちょろ坊をファミレスに連れて行ってあげることになりました。よろしくお願いします。
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