先日、初めて映画の紹介を行いました。
ただ、その時のアクセス数がびっくりするぐらい少なくて、これは戦略を練り直さねば、と思っていましたが、やっぱり書くことにしました。
もしこのブログが収益化を目指していればやっちゃいけないんでしょうけど、優先順位はそこが1番ではないので、誰に媚びることなく、書きたいことを書いちゃいます。
出来れば、そこまでメジャーではない隠れた名作みたいなものを紹介していきたいと思いますので、気が向いた時にでもどうぞ。
文明崩壊後の世界の映画
映画には色んなジャンルがありますよね。
んで、ちょこちょこ出てくるジャンルが文明崩壊後の世界をどう生き抜くかみたいな話。
サバイバル系は好きですのでよく見ます。
有名どころでは、
〇ウィル・スミス主演の「アイ・アム・レジェンド」
〇デンゼル・ワシントン主演の「ザ・ウォーカー」
〇ジェニファー・ローレンス主演の「ハンガー・ゲーム」 以下省略
全て観ましたが、正直言ってイマイチでした。
内容もほとんど覚えていないくらい。
やはり映画は作られた話であってもリアリティがないと感情移入ができません。
要はうまくだまして欲しいんです。
ザ・ロード
文明崩壊後の世界。
空は分厚い雲に覆われ寒冷化が進み、動植物はほとんど死滅。
食べるものが無いので、生き残った人間達は食料を奪い合い、人間を狩って食べる集団が跋扈しています。
そんな世界で、主人公の父と息子が暖かさを求め南を目指すロードムービーです。
ヴィゴ・モーテンセン演じる父親は武器として2発の銃弾が入った拳銃を持っています。
撃てるのはたった2回だけ。
人狩り集団のアジトと知らず食料を探すために入った親子。
そこで見た衝撃の光景。
そこに帰ってくる人狩り集団。
父親が息子を守ろうとするためにとった行動とは。
映画の終盤、父親は病に侵されます。
もし死んでしまったら残された息子はどうする。
息子の歩むこの世界に果たして希望はあるのか?
この映画のここが素晴らしい
コーマック・マッカーシーがピューリッツァー賞を受賞した同名のベストセラー小説を映画化したロード・ムービーです。
全編を通して灰色に覆われていて、鬱蒼としたイメージ。
マッドマックスが「北斗の拳」の世界のようなフィクションなら、この映画はもっとリアリティを追及した映画です。
究極の状況では人間はそうなるだろうという説得力。
この映画では父親の持つ善人であり続けようとする心を、子供に対する愛情が上回ります。
どうすれば息子の安全を守れるのか。
そして、その父親に育てられた息子はただただ純粋に優しい。たとえこんな世界であっても。
人が人を食べるという衝撃的な話に目が行きがちですが、この映画はそんな世界にいても「善なる火」を心に灯し続けようとする父と息子の物語です。
パンドラの箱を開け、悪と災いが解き放たれた後、希望だけが最後に残りました。
この映画のラスト、何の救いもない世界で見た最後の希望の光。
彼らが心に灯し続けた「善なる火」をどうぞ確かめてみてください。
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