日本の西の端、与那国島。
そこから台湾まではわずか111km。
年に数回は与那国島から台湾が見えるそうです。
台湾と沖縄の八重山は昔から関係が深く、与那国島も今でこそ過疎が進んでいますが、台湾との貿易拠点だった頃は大変賑わっていたとのこと。
昔、台湾の方々が八重山に移り住み、台湾の農業技術を広めたそうで、石垣島のパイン産業は台湾の方々の尽力によるところが大きいです。
台湾ってこんなところ
台北には那覇からいくつか直行便が飛んでおり、一番安い時で片道3千円弱でチケットが購入できます。
所要時間も1時間半程度ですので、那覇からなら福岡に行くくらいでしょうか。
毎月那覇の理容室に通っている台湾の方もいるとのことで、もう外国というよりは隣の県くらいの感覚です。
クルーズ船の寄港数も倍々ゲームで増えており、沖縄と台湾はとてもいい交流が続いています。
かつて日本が占領した際に同化政策をとり、インフラ整備や教育に力を入れたため、台湾は世界的にも有名な親日国です。
今でも高齢者の方は日本語を話し、こちらが日本人だと分かると喜んで日本語で話しかけて来ます。
そして、とても日本人に親切です。
我が家ではここ数年、毎年訪台しており、これまで一番多く訪れた外国でもあります。
満員電車の中で、普通のおばさんがうちのうめ吉(長男)とちょろ坊(次男)に席を譲ってくれたり、屋台で上手くコミュニケーションがとれなくてもニコニコして応対してくれたり。
夜市では食べ歩きも楽しいし、普通の何気なく入った食堂なんかも総じて外れがなく、安くて美味い。
小籠包やルーローハン(甘辛い豚丼みたいなもの)、牡蛎オムレツ、夏場はマンゴーかき氷もうまい。
特に子ども達がドはまりしているのがタピオカミルクティーと愛玉(ゼリー入りのレモンジュースみたいなもの)です。
2杯くらい買って家族5人でシェアするのですが、奪い合いが起こるほど。
更に南の高雄は台北と比べ物価も安く、気候も温暖です。
日本人なら90日以内の滞在ならビザもいらないので、私の考える”外国滞在は長くても1カ月”だと、全然問題ありません。
那覇から高雄にも直行便が飛んでいて、セミリタイアでロングステイするにはとてもいい場所でしょう。
台湾ではこれをやる!
○「千と千尋の神隠し」の舞台と噂されている九份を訪れ、インスタでアップされることを目的に主人公のコスプレでウロウロするも、何故か誰にも気づかれず、途中からカエルの声マネをかなりのクオリティでやりきる。
しかし、タスキ掛けしたおっさんがゲロゲロ言っているだけという修羅場が現れただけとなり、見かねた妻が自分のインスタ(私と妻でだけで共有している)にアップするという悲しい色やねん状態に。
震える肩を妻に抱かれながら九份を後にするも、いいねボタンはきっちり押す。
○忠烈祠で微動だにしない衛兵をどうにかして動かしたい。
九份のリベンジを果たすために主人公の服を引っ張り出すが、家族総出で羽交い締めされドクターストップがかけられる。
色々考えた挙げ句、小学生の頃に親戚(父方)に喜ばれた「交尾が終わった後、メスにお尻から食べられるオスカマキリのマネ」で渾身の一撃を繰り出すが、やはり微動だにせず。
一計を案じ、「交尾の最中に、メスにお尻から食べられるオスカマキリのマネ」をすると、まさかの爆笑をとることに成功。
すったもんだの末、その夜、熱沙(台湾の居酒屋)で衛兵の一族と老酒を死ぬほど飲むハメに。
○かつて、世界一高いビルだった台北101に行き、お上りさん丸出しの小学生に「このビルは101匹ワンちゃんを縦に肩車させた時の高さとほぼ同じという説があるんだけど、君はどう思う?あ、言い忘れたけどしっぽは入れちゃダメだよ」と話しかけて、観光気分で浮かれている気持ちに水を差す。
すかさず、「だけど、おじちゃんは49番目のワンちゃんが一番好きだなあ。君もたくさん勉強すれば、いつか102匹目のワンちゃんになれるよ(笑)」と、小学生なら誰でも喜ぶであろうリップサービスを小刻みに繰り出す。
後日、「102」という続編映画が出ていたことを知るが、誰に何と言われても発言は撤回しない。
○熱に浮かされたように夜市をうろつく俺。
明るく灯る黄色電灯の光に次第に薄れていく現実感。
ふと見ると、人混みの中に見え隠れする中学1年生の俺と痩せた父親の背中。
ぼそぼそ動く父の口元と笑顔の俺の横顔。
何を話しているかここからは聞こえない。
物心ついた時にはほとんど口を聞くこともなくなっていた。
一度だけ家族で行った台湾旅行。あの頃、あんな風に仲良く話していたのだろうか。
軽いタイムトリップから戻り、早逝した父を思い出しながら食べる牡蛎オムレツはいつもより甘酸っぱい。
思い立ったが台湾
セミリタイア後は、便利で刺激があるところがいいなら台北。
ゆーったりと過ごすなら高雄のある台湾南部がいいでしょう。
高雄は物価も安いし、台北の夜市や西門町のように人がゴミゴミしていないし。
ま、それの好き嫌いもあるでしょうが。
台北も高雄も市の中心部まで空港から電車1本で30分くらいと、アクセスも申し分ない。
特に高雄は北回帰線の内側なので熱帯で過ごしやすい(夏は暑いともいう)ので、避寒地としての候補地ナンバーワンでしょう。
まだ行ったことはありませんが、台南も食事が美味しくて生活費が安いと聞きますので、今度偵察してきます。
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