【この映画を観よ】セント・オブ・ウーマン/夢の香り

映画

先日、グーグルアドセンスに合格した記事を掲載しました。

これまではカテゴリーを増やすのはいいものの、そのボリュームが貧弱だと合格しないんじゃないかという疑念から、あちこちの分野に手を出すのに”待った””をかけていました。

合格とともにその制約がとれたので、投資関係の記事を中心にしながら、これからは色々なジャンルについても触れていきたい。

ということで映画の話。

昔見た映画ですので、以下、細かい部分は大ざっぱな記憶ですのでご了承のほど。

 

セント・オブ・ウーマン/夢の香り

奨学金をもらいながらエリート高校に通い、寄宿舎で生活している貧乏学生の主人公チャーリー。

周りはみんな金持ちの子息。

クリスマス休暇で帰省するための旅費を稼ぐためアルバイトをすることに。

アルバイトの内容は、家族が旅行で不在にする間、離れに一人で住む、退役軍人で盲目の叔父、フランクの世話をして欲しいというもの。

このフランクがかなり気むずかしく、口もとても悪い。家族にも悪態をつきまくる始末。

嫌々ながらも引き受けるチャーリー。

ある晩、チャーリーと友人Aが一緒に帰る途中、同級生達が校長の車にいたずらを仕掛けるのを目撃。

チャーリーと友人Aが犯人を目撃したことを校長が知り、証言するようチャーリーに迫る校長。

証言の見返りとして、ハーバード大学への推薦をちらつかせる校長。

一旦、回答は休暇明けまで保留

鬱屈とした気持ちを引きづったまま、フランクのわがままでニューヨークに同行するチャーリー。

ニューヨークにはファーストクラスで移動したり、フェラーリに乗ったり、フランクが美女とタンゴを踊ったりと、フランクに引っ張り回されるように豪遊に付き合わされるチャーリー。

浮かない顔をしているチャーリーに理由を尋ねると、フランクは校長に全て話すようアドバイスする。

そして、次の朝、自らの人生に絶望し、ホテルの部屋で自殺を図ろうとするフランクを偶然見つけ、涙ながら説得するチャーリー。

学校に戻ったチャーリーは全校生徒が見守る中、懲戒委員会の壇上へ。

友人Aは金持ちそうな父親を横に座らせ、曖昧なことを言いまくるも、最終的には父親に促され犯人グループを指さす。

 

そしてチャーリーの番。

チャーリーは最後まで犯人を明かさない。

犯人を隠匿したとして、校長はチャーリーの退学を委員会に提案。

そこに現れるフランク。

壇上に上り、チャーリーの弁護を始める・・・。

 

 

この映画のここが素晴らしい

この映画で、気むずかしい盲目の元軍人フランク演じるアル・パチーノは初のアカデミー主演男優賞を獲得しました。瞳を全く動かさない圧巻の演技。

また、友人Aを演じたフィリップ・シーモア・ホフマンも後に、「カポーティ」という映画で同賞を受賞。

この映画はフランクが自殺を図る場面と最後の懲戒委員会を除き、ニューヨークまでのロードムービーや気むずかしいフランクとのやりとりなど、割と淡々と進みます。

 

これだけだったら、ほとんど記憶に残らない他の映画と何ら変わらなかったと思います。

この映画が怒濤のすごさを発揮するのは、先ほど除いた場面。

 

まず、フランクが自殺を図る場面。

激情したフランクに逆に銃を突きつけられるチャーリー。

人生に希望を見いだせず、姪家族の世話になりながら生きるている、役立たずの俺が生きる意味はどこにある?

それに答えるチャーリー。

その瞬間、憑きものが落ちたような顔になり、自殺を思いとどまるフランク。

フランクの抱える暗闇と絶望。恐らく、どんなきれい事を言っても説得が難しいであろうフランクに対し、チャーリーが返した答えとは。

このチャーリーが追い詰められて繰り出した渾身の一撃については、私的にはよく考えられたセリフだなあと思っています。

ピッチャーが投げるボールを待っていたら、後ろからボールが飛んできて後頭部に直撃したような。

 

そしてこの映画の最大の見せ場が懲戒委員会劇場です。

自分の信念に従い友達を売らなかったチャーリーが立たされた窮地に現れるフランク。

そしてフランクは彼独特の言い回しで、少年Aや校長を罵倒し、チャーリーの信念を、まるで激流が流れるがごとく語る。

そして最後に、彼の持つ「魂の高潔さ」について語るフランク。

 

とにかくこの長回しの場面は圧巻。今思い出しても胸が熱くなる。スカッとする。

私はこの場面だけを巻き戻して(当時はビデオテープ)、何度も何度も見ました。

セント・オブ・ウーマン/夢の香り?

全然萌えない題名。絶対面白くないだろう。

思いますよね?

 

何故この映画をレンタルしたのか今となっては思い出せません。

全部書きたいところですが、そこまでやるのは無粋なのででここまでにしておきます。

 

長い人生の中では、一冊の本、誰かが発した一言、ちょっとしたニュースが影響を及ぼすことがあります。

一本の映画があなたの人生に影響を及ぼすことが、もしかしたらあるかもしれませんよ。

 

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