昨日11月30日に、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでG20首脳会合が始まりました。
これまでのG20に関するニュースは視界の端で追っていたくらいでしたが、しかし今回はこれまでと違います。
とにかく、世界の話題の中心になっているリーダー達が一同に会するのです。
〇貿易戦争でバチバチやりあっているアメリカのトランプ大統領と中国の習国家主席との首脳会談
その結果によっては、更なる関税制裁をとるとトランプ大統領が明言しており、その結果によっては株式市場も大きな影響を受けることになります。
〇ロシアがウクライナの艦船を拿捕したことを受け、トランプ大統領とプーチン大統領の首脳会談が中止
〇サウジアラビアのムハンマド皇太子も出席することになっており、トランプ大統領、トルコのエルドアン大統領の3者がどう接触するかについても注目されています。
そして、ロシアのサウジアラビアへの接近についても。
〇ゴーン前日産会長の問題に端を発したルノー・日産連合の維持について、フランスのマクロン大統領と安倍首相との首脳会談で、安倍首相は「この問題は民間株主が主体である」旨伝えたとのこと。
政府は関与しないということで、至極まっとうな話。
他には、EUからの離脱条件で議会承認の山場を迎えるイギリスのメイ首相や、徴用工問題を勃発させた韓国の文在寅大統領など、自国の問題を多く抱える指導者も参加しています。
これにカルロス・ゴーン容疑者が加われば、「オールスター秋の大感謝祭 in ブエノスアイレス」が完成しますね。
ポートフォリオの動き
先月28日に、アメリカFRBのパウエル議長が、アメリカの金利が中立水準の推定レンジを「わずかに下回る」水準にあるとの見解を示し、従来の利上げに対する強気の発言からトーンを和らげたことを受け、利上げサイクルを来年停止する可能性があると市場が反応。
ダウ平均は+617ドルと高騰しました。
それを受け、ハイテクを主体として個別銘柄も上がりましたが、ディフェンシブ主体の当方のポートフォリオもしっかりと恩恵を受けました。
一部を除いては。
その一部というのが、金鉱関連株です。
ハーモニー・ゴールド・マイニング(HMY)は現在1.5ドルで、夕べだけで-2.6%
シバンエ・スティル・ウォーター(SBGL)は現在2.44ドルと、これも夕べだけで-4.31%と、メチャクチャポートフォリオの足を引っ張っています。
VT、VTI、VOO、VWOのETFについては当然上がっていますが、TMFは16ドル台で上がったり下がったりを繰り返し、結果、動きがない状況。
う~ん、売りたい。。
ウォッチリストの動き
ウェスト・パック・バンキング(WBK)は18ドルを切るかと思われたところにあのパウエル発言。
現在、19.05ドルまで回復していますので、追加投資は来年のNISA枠になりそうです。
悲惨なのがゼネラル・エレクトリック(GE)
パウエル発言効果もむなしく、夕べは-5.54%の下げを見せ、現在7.5ドルと、先週末の7.57ドルからほとんど変化なしとなっています。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)もほとんど値動きなく、配当利回りは7.46%と高位を維持。
注目している分野
私が今一番注目しているのが石油関連銘柄です。
今週色々リサーチした結果、2022年までに年間100億ドルの投資の多くをシェール生産に投入するとしているエクソン・モービル(XOM)と、脱石油会社を目指し、太陽光や風力などの自然再生エネルギーの開発に年間20憶ドルの投資を表明しているロイヤル・ダッチ・シェル(RDSB)が魅力的に見えて困っています。
資産を増加させる加速装置は、つぶれないことを前提にすれば株価が低迷した時に仕込むことだと思っていますが、現在、原油価格は50ドル前半と、70ドル中盤だった頃から-30%以上落ち込んでいます。
投資妙味は増しつつありますので、今後もこのトレンドが続くならば、このどちらかの銘柄を購入したいなあと考えています。
やはり、現在、配当利回りが6%あるRDSBになりますかね。
もう今年も残すところあと一か月で、このまま何事もなく行って欲しいものですが、トランプ大統領と習国家主席の会談の結果次第では、週明け、大きく動くこともあり得ます。
長期投資家として動じることなく、投資のチャンスをうかがいたいと思います。
目指せ50位以内! よろしくお願いします。
にほんブログ村
コメント