ハイサイよしおです。
コロナで職を失うなどして、約1000万の人々がローンの返済や家賃が払えなくなり、住む場所を失う恐れがあるとの報道がありました。
アメリカの人口が約3億3千万人ですから、33人に1人が寒空の下に追い出される訳で、クラスの中で1人は住む家が無くなる計算。
仮に、猶予を求めるような政府の通達が出たとしても、そのひずみは金融機関や建物のオーナーに来ますし、金融的な緊急支援を行うとしても、重税や国債発行という負担が国民にブーメランとなります。
ここで私が注目するのが、私のポートフォリオのコアであるBDCへの影響。
BDCはビジネス・ディベロップメント・カンパニーの頭文字で、米国で中堅企業や新興企業等の事業開発を金融面及び経営面からサポートする投資会社の総称です。
金融機関の一種と言ってもいいでしょう。
このBDC、収益の大部分を配当に回すことで高利回りが実現しているので、コロナによって貸付金が焦げ付いたり返済が滞るなど、回収が順調にいかなくなると、当然、減配が視野に入ってきますし、最悪、倒産する可能性もあります。
私はBDCの中でも最大手のエイリス・キャピタル・コーポレーション(ARCC)に投資していて、現在の評価額が20万ドルほどになっています。
仮にこれがこけたらえらいことです。
倒産しないまでも、減配がおこなわれれば資金は逃げ出しますから、株価の大幅ダウンは免れません。
厳しい局面を迎えているかもです。
今週のポートフォリオ
私のポートフォリオは次のとおりとなりました。
先週末と比べて+13,443ドルとなりました。
相変わらず米国市場は絶好調。
フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)がやっと80ドルに戻してきました。
金鉱株のシバニェ・スティル・ウォーター(SBGL)は、最近は大きく上げ下げしています。今後も大きく触れながら上がってくんじゃないかと思っています。
ARCCは、気が付けば1銘柄だけで20万ドル近くになっていました。
私のポートフォリオに占める存在感がかなり増してきました。売るつもりはありませんが、リバランスが頭をよぎりますね。
日本株は先週末と比べて-1,300円となりました。
米国市場がこんなに上げているのにこの調子。
武田薬品とユナイテッド・アーバン投資法人がマイナスを埋めただけで、全体的にダメです。
みずほなんか、3大メガバンクの中で比較しても、上げる時は小さく、下げる時は大きく下げます。。
ますます存在感を増すBDC
BDCは今年に入って大幅に落ち込みましたが、それなりにいいところで購入することができたので、ARCCは配当利回りが15%を超えるところで購入できましたし、まあまあの含み益も出ています。
他のARCC以外のBDC銘柄も配当利回りが10%を超えるところで購入しています。
良くも悪くも私のポートフォリオの行方を左右するこのBDCをどうするか。
これまでの投資経験からするとここはホールドキープで行きたいと思います。
3月のコロナショックで私のポートフォリオは約30%毀損しました。
暴落直後は、「予想できていたのに売れば良かった」「高値で売り6月頃に買い戻していれば」と、後悔とタラレバばかり考えていました。
しかし11月末には結局元に戻り、プラス10%以上となっています。
3月に狼狽売りをしていたら大けがを負ったまま、その後、上昇する株価を指を加えて見ているしかなかったはずです。
未来のことは誰にもわかりません。今の株高を誰が予想していたでしょう。
ただ確実に分かることは、売買を繰り返すと、税金が確定され複利効果が薄れると同時に、手数料は確実に徴収されます。
不透明な未来にかけるよりも、そのまま保有していた方が利に適っているわけです。
あくまでもこれまで投資してきた経験からの方針です。
上昇ペースは鈍化してもかまわないので、このまま右肩上がりを続けて行って欲しいものですね。
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