トランプ大統領と米国議会とのチキンレースが継続中。
さて、どちらが先にしびれをきらすのか。
1月22日には中国が提案した通商予備協議の週内開催を米国が拒否したとして米国株が下落。
すぐに米国経済会議のカドロー委員長が否定しましたが、市場関係者が協議の行方をかなり注視していることが分かります。
中国の18年の成長率は6.6%と、28年ぶりの低水準となりました。消費などの主要指数は米中貿易戦争の影響が拡大した秋以降に急変。
中国ではそれ以外にも「ブラックスワンだけでなく、灰色のサイも防がなければならない」と習国家主席が警告。
これはシャドーバンキングや地方政府の持つ隠れ債務のことを指していると言われます。
以前から隠れ債務のことは話題になっていましたが、いつか爆発するときが来るのか、中国共産党がメンツにかけて守るのか見ものですね。
ちなみに”灰色のサイ”とは、「起こる確率は高いが、もし起こったら大きな問題を引き起こすにも関わらず軽視されがちで、誰にも止められず見ているだけしかできない事象」を指します。
ブレグジット関係については、やはり代替離脱案がすんなりといかないようです。
合意無き離脱に備え、ドイツ銀行は4,000億ユーロ、JPモルガン・チェースは2,000億ユーロと多額の資金をロンドンから動かすとの報道がありました。
そうなったとしても、リーマンショックのように一気に起こるのではなく、市場も少しずつつ織り込んで欲しいですね。
今週のポートフォリオ
さて、今週は先週の流れをそのまま引き続き、米国市場は順調。
私の米国株ポートフォリオは次のとおりでした。
1週間の損益は約1,000ドル上昇。
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、AT&T(T)、ウエスト・パック・バンキング(WBK)を始めとした多くの銘柄が足踏み状態。
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)が最近堅調。このままいくと抜けそうな気もしていますね。
以前も特集で書きましたが、アルトリア・グループ(MO)がアメリカ食品医薬品局(FDA)の意地悪とレーティングの格下げでダダ下がり。そろそろ買い増し妙味がましてきていますね。
金鉱株はシバンエ・スティル・ウォーター(SBGL)が堅調。また3ドル台に戻してきました。
ETFはVWOがやっと41ドル台に戻してきました。あともう一息。。
日本株も同じく堅調で38,300円のプラス。
特に順調なのが東京電力ホールディングス。
あと買い増ししようかと気になっているのが三井物産。
PERが6.91倍で利回り4.47%、PBRが0.73で、押し目買いのチャンスに見えます。
こちらは今度大きく下がった時にジュニアNISAで買い増しします。もう決めました。
心配材料もゴロゴロだけど順調ですね
冒頭でも書いたようにまだまだ心配材料もあるのに、そんなことは無視するかのように順調です(アルトリア以外)
まあ上がってもいいし、下がってもいい。
たぶん、米中通商協議もそれなりに着地するでしょうし。
なんやかんや言いながら順調にいったりして。
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