米国では引き続き、トランプ大統領と議会とのメキシコとの国境の壁建設予算を巡り、一部政府機関の閉鎖状態が続いていて、これまでの最長閉鎖期間を更新しています。
国境の壁建設はトランプ大統領の目玉公約の一つであり、共和党支持者の約9割が賛成しているとの情報もあります。
中間選挙で下院を落としたトランプ大統領はここでイモを引くとその9割の支持も失いかねず、そうなると次の大統領選挙にイエローランプが灯ります。
それで議会とのチキンレースが続いているわけですね。
次に気になるのが米中通商協議の行方。
17日のWSJで、ムニューシン財務長官が関税引き下げを主張としているとの報道が取り上げられ、米国市場は続伸。
すぐに誤報だと打ち消したようですが、やはり市場が米中通商協議をかなり注視していることが分かりました。
米国10年債利回りは2.78%、2年債利回りは2.61%と、景気後退の指標となる逆イールドについては、今週の差は0.17~0.19と安定しています。
更に混迷を極めているのがブレグジット。
英国政府の離脱案については下院で大差で否決されました。
直後に出された内閣不信任案も否決。
無秩序離脱に備え、企業では工場の停止や部品の備蓄、機能の移転などの対策が続々と取られているようですね。
嗚呼、大英帝国よどこへいく・・・。
今週のポートフォリオ
さて、今週は先週の流れをそのまま引き継ぎ、米国市場は順調に上昇。
私の米国株ポートフォリオは次のとおりでした(一応、米国株の主なものです)
ETFは堅調。VWOはもうひと頑張り欲しいところ。
TMFは逆相関を示し、−3.3ポイントとまあ想定内。
フィリップ・モリス・インターナショナルは5.5ポイント上昇も上昇してますが、アルトリア・グループがまだまだ弱いが、見方を変えれば投資妙味がでています。
米国市場の右肩上がりに反して、金鉱株は反落。
ハーモニー・ゴールド・マイニングが−9.1ポイント、シバンエ・スティル・ウォーターは−5.3%ですよ。
これ、もう売っちゃおうかなあ。
少し後悔しているのがウエスト・パック・バンキング。
17ドルを切った段階で50万円分くらい購入しようとしていましたが、忙しさにかまけて放置していました。
米国市場の舎弟、日本市場についても上昇。
マイナスを食らっている銘柄も、その差を縮小中。
適温相場ですね
先週に引き続き、パウエルFRB議長が利上げに慎重姿勢を示した流れを受け、ドル円も110円台をうかがうところまできています。
新興国通貨についても円安に振れていて、私が保有しているトルコリラが20円台を回復、南アフリカランドも8円をうかがっています。
ということで、ポートフォリオ全体では順調すぎる状況ですが、また買い場が遠のいたことも事実で、とくに感慨もなく微妙なところ。。
長期投資家はどっちに振れても心が安定しているというところでしょうか。
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