トランプ大統領が看板政策として掲げるメキシコとの壁建設費用を議会が認めず、一部の政府機関の閉鎖状態が続いています。
ここにきて、トランプ大統領による国家非常事態宣言が検討されているようで、仮に宣言されると大統領が直接米軍に壁の建設を命じることが出来る一方、議会の予算決定権を侵害したとして無数の訴訟が予想されています。
原油価格は42ドル近辺を底に反発し、現在WTI原油先物は51.70ドルと戻しつつあります。
米国10年債利回りは2.7%、2年債利回りは2.54%と、景気後退の指標となる逆イールドについては、今年に入ってからはその差は0.14~0.18と比較的安定しています。
1月7日から3日間の日程で行われた米中通商協議も、分野によっては進展があったと報道されており、今後の不透明感については薄らぎつつあります。
今週のポートフォリオ
さて、今週の米国市場は先週末の雇用統計の結果が予想よりも大幅に上回ったこと、米中通商協議が進展の兆しを見せたことから順調に上昇。
底を打ったのではないかという憶測も散見されます。
私のポートフォリオはというと次のとおりでした(一応、米国株の主なものです)
今週に限って言えば、アルトリア・グループ(MO)とP&G(PG)、TMF以外は概ね上昇しました。
金鉱株もいい意味で逆相関を示すことなく横ばい。
ハーモニー・ゴールド・マイニング(HMY)が1.86ドル、シバンエ・スティル・ウォーター(SBGL)が3.04ドルと、変動幅は皆無でした。
日本株ですが、保有銘柄のすべてが大きく上昇。
特に大きかったのがシャイアーの買収が終了した武田薬品と東京電力ホールディングス。
武田は今週だけで20%近く上がり、現在4,414円。東電も現在741円と8%程度上がっています。
んー、逆に順調だと特に書くことが無いなあ・・・
本当に底を打ったのか
1月3日のフラッシュ円高と暴落の後、1月4日のパウエルFRB議長の発言を受けた反発は今週も継続し、識者の中には「株は割安だ」とか「もう底を打った」という意見が多くなってきています。
まあ、業界関係者はポジショントークでブルの姿勢を示すでしょうから、すこし割り引いて聞く必要がありますが、確かにここしばらくは順調な流れが続くと思います。
私のポートフォリオも相当改善していて、本来であれば喜ぶところでしょうが、どっちかというと、「BDCかウエスト・パック・バンキング、AT&T当たりを少し買いましておいた方がよかったか?」という、ちょっとした後悔の方が強いです。
ただ一方では、「この流れは短期的なもので長くは続かない。近い内に潮目が変わる。ただし、それがいつかはわからないけど」と思っていることも本音で、そっちの方が私の中では優勢です。
相場を読むことは不可能なので、私は私の信念に従って投資を続けていきます。
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