3月19、20日に行われたFOMC(米連邦公開市場委員会)は、年内利上げを想定せず、資産縮小は9月終了という超ハト派色となりました。
パウエル議長がその理由としたのがブレグジットと米中貿易協議による世界経済への懸念でした。
声明を受け、米国市場は上昇しましたが、それもすぐに息切れし、22日のダウ平均は-460ドルと大きく下げました。
その理由となったブレグジットと米中貿易協議の3月決着はかなり厳しい情勢となっています。
EU側は3月29日に迫った離脱期限について、政府の離脱案が議会で認められることを条件としていましたが、メイ英首相は今週行われたEU首相会議で、ブレグジット期日の2週間の猶予を確保しました。
これにより、期限は4月12日延長されましたが、来週の議会の状況次第では、4月12日に合意なき離脱となる可能性が極めて高くなります。
今週のポートフォリオ
私の今週のポートフォリオは次のとおりとなりました。
先週末から+1,050ドルとなりました。
22日の米国市場の大幅な下げでVT、VTI、VOO、VWOのETFは下げましたが、とうとうTMFは買値を上回りました。買値を達成したら売ろうと思って同値で指していましたが、何故か指さっていませんでしたが、大幅に上昇し結果オーライ。
個別株は概ね上昇。特に凄かったのがシバンエ・スティル・ウォーター(SBGL)。金鉱株特有の大幅な値動きで、先週から20%も上昇。上がったからいいものの、相変わらずかなりのじゃじゃ馬ですね。
日本株は先週末と比べて+42,900円となりました。
JT以外は上昇。三井物産とインヴィンシブル投資法人が大きく上げました。
お荷物のJT、SUBARU、みずほがなかなか上がらないし今後も上がる気配がないですね。見通しが明るくない奴らは売った方がいいのかどうか。
しかし、米国株も日本株も順調に上がっていますが、円高で相殺されているのが悩ましいところですね。
今後の円高の行方がかなり気になる
今週はパウエルプットの副作用でかなり円高に傾いています。本来であれば金利と株価は逆相関となり株価が上昇し、リスクオンで円安ドル高に傾いてもよさそうなもんですが。経済の舵取りの難しさを感じますね。
ともあれ、来週は3月の最終週です。イギリス議会の動向を注視したいと思います。
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