3月14日、イギリス下院はEUからの離脱を延期するかどうかを採決し、412対202の大差でこれを可決しました。これにより、イギリスは3月29日にEUを離脱しない可能性が出てきました。
これを受けてメイ首相はブレグジットの延長をEUに要請することになります。
メイ首相は、来週予定の採決で議会が首相の離脱協定を支持すれば、ブレグジットを6月30日までの3カ月間延期するようEUに求めると表明しました。
この場合、もし下院が首相案をまたしても否決した場合は、より長い延長をEUに求めることになります。ただ、離脱延期にはEU加盟27カ国全ての同意が必要となります。
メイ首相の求心力は落ち続けていて、14日の採決では閣僚の造反も相次いでおり、財務首席政務次官、国際貿易相、国際開発相、そしてなんとEU離脱相などの8人が離脱延期に反対しました。日本では考えられません。
また、2度目の国民投票を行う案が提出されましたが、334対85で否決されました。もうこの方向はなさそうですね。
イギリスの政治は混迷を極めていて、今週、下院は離脱協定を大差で否決した後、合意なしブレグジットも否決するなど、決められない政治が続きます。
今週のポートフォリオ
私の今週のポートフォリオは次のとおりとなりました。
先週末から+11,083ドルとなりました。
今週は全体的に大幅な上昇。米中通商協議に対する楽観的な見方が広がったようです。
特に私の主力ETFであるVWOがとうとう買値を回復しプラスとなりました。ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)もこのままいけば買値を回復するのは時間の問題かも。ナショナル・グリッド(NGG)はこれまでも60ドルの壁に跳ね返されてきましたので、今後どうなるか。TMFは早く買値を回復してもらって売却したい。
金鉱株はやはり動きが激しくて、ハーモニー・ゴールド・マイニング(HMY)は夕べは前日比+7.73%でしたが、さらにその前日は同じくらいのマイナスでした。金鉱株は以前ほどの勢いは失っていますが、どうにか2ドル近辺、同じくシバンエ・スティル・ウォーター(SBGL)は4ドル近辺で踏みとどまっています。
日本株も大幅にプラス。先週末と比べて+174,500円となりました。
特に武田薬品、マルハニチロ、東京電力ホールディングスが大幅上昇。特に上昇した理由はわかりませんが、円安と米国市場の流れを受けた影響でしょう。
順調な相場は継続中
先々週のまとめではマイナスでしたが、先週はそれを取り返した上で大きく上昇しました。ブレグジットと米中通商協議の状況次第では更に加速しそうな気もします。
どのタイミングでVWOを一旦キャッシュに戻すのかが悩みどころです。まだまだ伸びそうな気もするし。
ただ、このまま行けば去年のマイナス分を取り返すのは時間の問題で、悪い気分はしないなあ。
ということで、今月に予定されている様々なイベントの動きを注視したいと思います。
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