ハイサイよしおです。
先週、今週と中国恒大集団の話題に市場は振り回されています。
今月23日の元立て社債の利払いが実行されるかどうか注目されていましたが、結局その一部は支払われた模様。
中国政府からドル建て社債の償還指示があったとの報道もありましたが、こちらは23日分の利払いは行われない可能性が高くなっています。
更に、中国政府は地方政府に対し、恒大集団の破綻に備えるよう指示したとの報道もあり、同社の破綻が色濃くなってきました。
さあこの後の展開はどうなっていくのでしょうか。そして世界経済へ及ぼす影響は?
今週のポートフォリオ
私のポートフォリオは次のとおりとなりました。
先週末と比べて+3,491ドルとなりました。
今週の米国市場は大きく増減しました。
私の保有銘柄はマイナスが多かったですが、ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSB)と エアビ・アンド・ビー(ABNB)が大きく上げました。
日本株は先週末と比べてー25,850円となりました。
23日の米国株の上昇を受け、24日の日本市場は爆上がりしましたが、結局マイナス。
いつもと違って東電が支えましたが、全部はカバーできませんでした。
相変わらず弱いです、日本株。
中国恒大集団が持ち直すのは難しいか
パウエルFRB議長は中国恒大集団を巡る動きについて「中国特有のもの」と、リーマンショックのように世界に波及することはないことを示唆しました。
確かに、リーマンショックの場合はサブプライムローンが証券化され、様々な金融商品に組み込まれた結果、全世界に波及し、どの程度の規模の影響があるか不明という状況でしたが、今回は一部金融機関が社債を購入しているものの、その直接的な損失の把握はそれほど難しいものではありません。
GPIFも約96億円を投資しているようですが、運用全体額からすれば微々たるものです。
ただ、中国国内は直接的、間接的な影響により、今後荒れた状況になる可能性は極めて高くなっています。
仮に今後、習国家出席が方針を転換し、恒大に公的資金を注入したとしても、この巨大な不動産デベロッパーを今後利用しようとするものはいなくなるでしょうから、遅かれ早かれ立ち行かなくなるでしょう。
当然、不動産関連への資金循環は鈍くなり、恒大に続き経営が傾く不動産会社、関連業者が続発。
不良債権の増加で金融機関が大きな打撃を受けるとともに失業率が上昇し、社会不安が高くなると思われます。
恒大だけで33兆円とも言われる負債は更に膨れ上がりますから、新型コロナから立ち直りつつあった中国経済は再低迷しますので、私のポートフォリオに関係する事項としては資源関連銘柄が再び低迷する可能性が高まるだろうと予想します。
ただ、ポートフォリオ全体では新型コロナからの復活の恩恵を受ける方の比率の方が高いため、全体的・中期的にはあまり心配していません。
ということで、チャイナ発の恒大ショックで一時的にはポートフォリオのパフォーマンスは低下するかもしれませんが、いい「押し目のタイミング」だと捉え、銘柄ウォッチを続けていきたいと思います。
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