ハイサイよしおです。
最初に断っておきますが、私は仮想通貨の取引を行っていませんし、知識としても報道を知っているレベルです。
2つくらい口座は開設していますが入金したことがないし、そもそもどこで開設したかも覚えていません。
と前置きした上で、ここ最近の素人ならではの仮想通貨についての率直な感想を書きます。
まずビットコインを例にとると、恐ろしいほどの変動の激しさがあります。
現実世界で初めて取引された例として有名なのが、2010年に1ビットコインでピザ2枚を購入したとされるもの。
ピザ2枚でざっくり4千円くらいだとすると、この11年間でその価値は約1000倍です。
最近ではテスラのCEO、イーロン・マスクが一言つぶやくたびにジェットコースターのように動いています。
テスラ車をビットコインで購入出来るようにすると言ったり出来ないと言ったり。
ドージーコインは詐欺だと言ったり。
そのおかげもあってか、一時、最高値は6万ドルを超えましたが、あっという間にその半分まで落ち、現在3万8千ドル弱となっています。
もし私が1ビットコインを持っていて仮に4万ドルのテスラモデルを購入しようとした場合、購入する日に1ビットコインが2万ドルに下がっていたらと考えると・・・
値動きが激し過ぎるなんてもんじゃない。計画破綻ですよ、これ。
為替の関係で他国通貨に対する自国通貨の価値の増減は一般的にありますが、仮想通貨はあまりにもこれが激しすぎます。
少なくとも私は資産として仮想通貨を安心して持つことはできませんし、今後の生活資金の原資としてセミリタイアのポートフォリオに入れることは無謀だと考えています。
中国では反仮想通貨の動きが顕在化してきているし、テロ資金の流通手段やマネロンの手段になる懸念もあり、匿名性一つとっても各国が放っておくはずがないので、仮想通貨の未来は輝いている!とはどうしても思えないのです。
今週のポートフォリオ
私のポートフォリオは次のとおりとなりました。
先週末と比べて+10,997ドルとなりました。
今週はETFとエイリス・キャピタル・コーポレーション(ARCC)、そして上昇している金価格を背景にシバニェ・スティル・ウォーター(SBSW)が上昇し、ポートフォリオをけん引しました。
ベビーパウダーへのアスベスト混入訴訟で、21憶ドル(約2,300億円)の賠償金支払いが確定したジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の株価が冴えません。
体力のある同社だからこれくらいで収まっていますが、並みの企業なら良くて瀕死状態ですよね。
日本株は先週末と比べて+57,850円となりました。
三井物産とSUBARUが上昇し、全体的には微増しています。
未来の通貨は仮想通貨のようになっていくか
仮想通貨はどちらかというと金などのような「商品」のような扱いになっていくのではないかと考えています。
実際に、現在の株高に対するリスク回避の一つの手段として値上がりしてきた背景があります。
しかし金の場合、宝飾用や工業用として金そのものを有効に使用することが出来ますし、ドルと交換できるという兌換性(昔はその逆でしたが)があります。
そして何より「価値があるもの」として古から醸成されてきた歴史があります。
結論から言うと、仮想通貨は決済手段としては脆弱(少なくとも私の住んでいる地域で仮想通貨で決済できる店舗を知りません)で、一般の人が求める「通貨の持つ価値の安定性」が極めて乏しいため、よくて、一部の人間の間でグルグル回るレベルを抜け出ることができず、一般に普及することはないと考えています。
ただ今後は、どちらかというとドルや円など既存の通貨が仮想通貨のメリットを生かしたデジタル通貨として変貌していくのではないでしょうか。
今でも給料は銀行振り込みで行われていて、残高も通帳やネット銀行の口座上の数字でしか確認できません。
また、キャッシュレス決済の浸透で飲食店やスーパーではクレカやPAYPAYで済ませているので、各国が本気を出せば、デジタル通貨の導入と普及は難しくはないでしょう。
仮想通貨は宝くじのようにギャンブルだと思ってやる、遊びでやる分にはいいかもしれませんが、私は仮想通貨には近づかず、地道に旧来の方法で投資を行っていこうと思います。
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