ハイサイよしおです。
米連邦準備理事会(FRB)は米公開市場委員会(FOMC)で金融緩和の現状維持を決定しました。
パウエル議長は今回の記者会見で、テーパリング(資産買い入れの減速)にはまだ時間を要するとしました。
長期金利が上昇することで景気回復に水を差すという事態を防ぐためですが、このテーパリングの開始が早まるとの見方が強まっています。
GDPの上昇により、消費と設備投資の双方が堅調に拡大しており、大規模な財政支出や活況を呈する不動産市場も好調。
ニューヨーク市は7月1日に経済活動を完全に再開し、競技場やスポーツジム、店舗、レストラン、美容院を通常営業に戻す方針とのことです。
米国経済が力強さを取り戻しつつある中、この膨れ上がった株式市場に今後どのような影響を及ぼすのでしょうか。
今週のポートフォリオ
私のポートフォリオは次のとおりとなりました。
先週末と比べてー8,974ドルとなりました。
メンソールタバコの販売禁止報道がでたフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)ですが、思ったほど下げていません。
2021年度第1四半期は決算が良好で、紙タバコの販売が減少した半面、加熱式タバコの売上が伸びました。
やはりこの銘柄は強いですね。
シバニェ・スティル・ウォーター(SBSW)は下げトレンドが継続中で、ポートフォリオ全体の足を引っ張っています。
日本株は先週末と比べて+13,400円となりました。
インドでの生産が一時停止するとの報道があったSUBARUが下落。
救命医療用の酸素不足による、工業用酸素の不足が原因のようです。
コロナでは各方面に影響がでているんですねえ・・・
パウエルの金融緩和維持とバイデンの増税政策のバランス
米国経済が上向けば、当然お金の循環もよくなり、直接恩恵を受ける企業を始め、多くの周辺産業を活性化させますので、株式市場は一段高を目指すでしょう。
一方、米国長期金利は増減を繰り返しながら、ジリジリと切り上げてきている印象。
長期金利の上昇は株式市場の魅力を薄れさせ(少しくらい金利が高くてリスクが高い商品より、金利は低いけれど安全な資産の方を確保したいという投資家心理が働きますよね)、長期金利の上昇は株式市場にはマイナスに働きます。
長期金利は下値を切り上げながら上昇し、その結果、株式市場にはブレーキがかかるはずです。
それが正常な経済の仕組みなので、しょうがないことではありますが。
一方、バイデン大統領は先日増税政策を表明しました。
パウエル議長の金融緩和政策の維持とバイデン大統領の増税政策。
テーパリングと増税については、その規模とタイミングがどの程度になるのかによって、株式市場に大きなインパクトを与えるでしょう。
両政策がバランスを取りながら経済を正常化する方向ですが、大変難しいかじ取りを迫られている局面ですね。
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