ハイサイよしおです。
トリプルブルーを達成したバイデン時期大統領が1.9兆ドル規模の経済対策を打ち出しました。
日本円にして約200兆円。
途方もない金額です。
その中身は、前回行った1人あたり現金給付600ドルに加え、新たに1,400ドルという大盤振る舞いが組み込まれています。
外出も限定されていますので、このお金の多くは生活維持資金に回るでしょうが、生活資金に余裕のある富裕層などへの資金はアマゾンなどのネット通販、巣ごもり需要としてホームセンターなどの企業に流れるでしょうが、一部は絶好調の株式市場へも流れるはずです。
米国は日本と違い、「何かあった時のために貯蓄」という意識は相対的に低いですから。
さてこの経済対策、今後の株式市場にとってポジティブニュースになるのでしょうか。
今週のポートフォリオ
私のポートフォリオは次のとおりとなりました。
先々週末と比べて-1,371ドルとなりました。
値下がりしたETF、銘柄が多かったのですが、今回はBDC群がカバーしました。
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の開発しているワクチンは他のワクチンと違って1回接種で長期間免疫を維持するというニュースがありましたが、週間では株価に影響はなし。
製造が遅延しているとの報道もありますが、遅かれ早かれ伸びていくでしょう。
日本株は先々週末と比べて+12,150円となりました。
ここは武田薬品とユナイテッド・アーバンの下げを東電がカバーしました。
これまでは考えられなかった構図です。
まあ、東電の下げがこれまでえげつなかっただけで、まだまだ買値にはほど遠いんですけど。
とにかく、日経平均の上げに対して全く遅すぎます。
今後の株式市場はどうなるか
15日の米国市場ではダウがー177ドルと、経済対策のニュースには反応しませんでした。
これはすでに織り込み済みだったことと、大手銀行銘柄とエネルギー銘柄が下げたためです。
銀行銘柄の決算は予想を上回ったようですが、最近はガンガン上げていましたから調整が入ったようです。
得てしてありますね、ポジティブニュースの後に下げること。
ま、これはいいとして、米国を始めとする各国の経済対策はなりふり構わず行われることになります。
いわゆる現金じゃぶじゃぶ状態。
これは間違いなく市場に入ってくると考えています。
バブルと呼ばれている今の状態を緩やかに鎮静化するためには、一般的には利上げを行う必要がありますが、今の状況では相当困難でしょう。
各国の中央銀行指導者の誰も踏み込めないはずです。
利上げが難しい以上、個別株での増減はあるでしょうが、株式市場全体を押さえる手段はありません。
しかも経済対策で次から次にキャッシュが供給されるわけですから。
ワクチン供給が安定したとしても、すぐに経済が回復するわけではありませんから、株式市場の調整にはタイムラグが生じるはずです。
今年中は株式市場の調子はいいかもしれませんね。
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