ハイサイよしおです。
沖縄では地上戦が終結した6月23日を「慰霊の日」と定め、亡くなった御霊を慰めるための県民の祝日となっています。
ただ今年はあろうことか日曜日にあたってしまい、何となく損した気分。
私も朝から、慰霊の日に行われる全戦没者式典が行われる糸満市にある平和記念公園へ行きました。
しかし、ここ数日の沖縄では梅雨が最後の悪あがきをしてるかの如く、ずっと雨ばっかり降っていて、今日も昨日に引き続き大雨。幸いにも雷注意報が無かったので式はそのまま挙行されました。
会場には県内外からたくさんの人が集まっていて、外国人の姿も見かけました。
セレモニーでは偉い方々の挨拶が続くのですが、玉城デニー知事は「先の県民投票で普天間基地の辺野古への移設反対という民意が示されてのにも関わらず、政府は全く聞き耳を持たない。民主主義はどこへいった」的なことを挨拶で延べ、最後にはウチナー口と英語でも軽くスピーチし、ところどころで会場から大きな拍手が起こっていました。
そして来賓の挨拶として安倍首相が挨拶したのですが、首相が「沖縄の基地負担の軽減に全力で取り組む」的な発言をすると、会場からは「嘘つけー!」といったヤジが飛び交い、物々しい雰囲気となっていました。
その後の大島衆議院議長や伊達参議院議長は全く何の問題もなかったんですけどね。
沖縄選出の国会議員も参加していて、今井絵里子議員も遠めに見えました(写真を撮るのを忘れました)
会場にはやはり年配の方々が多かったのですが、中にはお坊さんのような人からヒッピー風の人、ジュゴンの帽子をかぶった人など様々な人が来ていましたね。
私は初めてこの式典に参加したのですが、うーん。もう来ないでもいいかと思ったのが正直なところです。だって我が家から遠いんだもの。帰りも渋滞だし。
まあこれは私の死生観(あの世感)にもつながりますが、平和記念公園には「平和の礎」といって、戦没者の指名が刻印された石板がたくさん建っているのですが、わざわざここに来て祈りをささげる必要はないのではないか、と思いました。
だってこれ、人工的に作られた造築物ですからね。ここに祖先の御霊があるとは思えなかったからです。やはり慰霊の日にはそれぞれの祖先が眠るお墓や仏壇に家族揃って祈りをささげた方がよいのでは、と素直に感じました。
生まれて初めてこのイベントに参加したことは、まあ一回くらいはよかったかなあ、とは思いましたけどね。
ということで、今の幸せと平和について祖先の霊に感謝をしつつ会場を後にしました。
はあ。でも疲れたわ・・・
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