株式市場ではどこを見回してもリセッション入りの空気が充満しています。
2019年の春頃、年末頃と、色々なリセッション予言が行われています。
ポジティブなニュースが全く見つからない。
そして、暴落の予兆が見え始めると人々がすがるのが、教祖バフェットとそのお言葉。
米国株ブログ界隈でも最近よく引用されています。
「みんなが恐怖におののいているときに株を買いなさい」
バフェットは多大な損失を出したアメックス(アメリカン・エクスプレス)が大きく暴落した時に、レストランで客が相変わらずアメックスのカードを使うのを見て問題ないと確信。
大きく買い増しし、その後大きなリターンを得たことはあまりにも有名。
理屈は分かる。
分かるけど、それが出来ないからみんな総悲観になる。
全体の動きは個の動きの集合体であり、センチメント(市場心理)が目に見える形で具現化したものなのです。
暴落の怖いのは、その底が見えないことと、底に到達したとしてもそれがいつまで続くか分からないこと。
インカムゲイン投資家はブレないことが大事
以前、駐車場経営とインカムゲインでも書きましたが、インカムゲイン投資家は、
○配当利回り
○減配リスク
に注目し、駐車場経営のような気持ちで株式投資を続ければよいと思っています。
購入単価は関係ねー。俺が気にしているのは毎年の配当、キャッシュフローだけだ
というふうに。
ただ、実際売るかどうかは別として、キャピタルゲインを得たいのも人情。
どこまで落ちれば買った方がいいのか?
はっきり言ってそれを見極めるのは無理です。
このことについては天才バフェットでさえも分からないでしょう。
その点インカムゲイン派は、先ほど書いた2点に照準を合わせれば、「どこで買えばいいのか」に気付くこと、またはそのラインをあらかじめ定めることは、キャピタルゲイン派に比べれば容易でしょう。
急落しているJNJの例
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)はベビーパウダーへのアスベスト混入のニュースの後、50億ドル分の自社株買いを行いました。
それにより、配当を行う投資家が保有している1株当たりの価値が必然的に高まるため、減配どころか増配の可能性すら出てきました。
だって、その人たちにだけ配当すればいいんだから。
仮に、JNJの株価が下がり続けてもこのような企業スタンスを保ち、そして魅力的な配当利回りになれば、インカムゲイン投資家であれば買わない理由はありません。
暴落に臨むスタンス
市場が総悲観色になって、「株を売ってキャッシュを保有しておく」という声が多くなり、更にVIX指数が40(現在25.58)を超えてきたら、出動時期だと考えています。
VIX指数はネガティブサプライズが出たら跳ね上がりますので、まあ参考程度ですが。
もちろん、買い増しやウォッチリストの株価と配当利回りは常に監視しながらなので、あまりにも魅力的な水準になれば、そこの数値単独の判断で動くこともありえます。
過去のチャートを見るとダウ平均は上がり下がりを繰り返しながら右肩上がりです。
暴落があるたびに不死鳥のようによみがえってきているのです。
投資で成功するためには、確かにバフェットの言うように、暴落の最中に買い向かう必要があります。
実際、リーマンショック後に大きくポジションをとっていれば、大成功しているのは間違いありません。
例えば、PFF(iシェアーズ 米国優先株式 ETF)を当時購入できていれば、配当利回り15%っすよ(もちろん後付けだと誰でも評論家になれるわけですが)
私の現在のポジションは結構大きいため、暴落すると単純には喜べません。当然動揺もする。
でも、こんな時のために全資産の20%くらいはキャッシュ(MMF)で保有して出動する日に備えていました。
いよいよ勝負のタイミングが近づいているようで、ワクワクしているというのも正直なところです。
実はこのワクワクこそが投資の醍醐味かもしれません。
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