昨日、うちの長男坊、うめ吉っつあんが衝撃的なことを言ってきました。
オイラ東京に住んでみたいなあ。東京ビッグサイトってとこでは毎年コミケが開かれるんだよ
コミケ?あのアニメとか同人誌とかコスプレとかの?(知っている限りの言葉を羅列)
あと、秋葉原ってとこにはパソコンが組み立てられるような部品がたくさん売られているんだよ。おいら、自分でパソコン組み立ててみてーな
へー、凄いなあ。でもうちは貧乏だから、大学だと国立しか行かせられないよ、私立はお金がいっぱいかかるだろう。
もし東京だと東大しかないからなあ(本当はもっとあるけどね)
そうだね、じゃあオイラ頑張らないといけないね
ま、前向きなお人・・・
さて、うめ吉が東大にいけるかどうかは別としても、あくまでも可能性としては東京に進学することもあり得る。
最短で卒業出来れば4年間となります。
あんな住宅費が高い街で4年間だと、わしゃあいくら稼げばセミリタイアできるんじゃい?
こんなに掛かる教育費!
今回、想定される最大出費となるであろう、沖縄から東京へ進学した場合についてシミュレーションしてみます。
東京大学でも琉球大学でもどちらでもいいですが、国立大学の年間授業料は535,800円です。
もちろん、入学金なんかもありますが、恒常的な出費ではないので無視します。
そしてもし沖縄から1,500キロ離れた東京に住むとなると、仕送りもしなければなりません。学生生活実態調査の結果報告書(2015年)によると、東京での支出総額の平均値は月額128,900円となっています。
こちらは住居費や食費、娯楽費などが含まれます。
正月とお盆くらいは帰って来て欲しいので、往復6万円×2回=12万円を見込みます。
基本、成田空港からLCCを使わせまずが、ハイシーズンなのでこれくらい。
これらを年額に換算すると2,202,600円となりました。
しかもこれが最低でも4年続くとすると8,810,400円
「えっ、そんなに掛かるの?」
と早まってはいけません。
うちのケースだと子どもは3人なので、26,431,200円。
さらに、これまでのは大学生の教育費なので、小中高が含まれていません。
沖縄にある私立の中高一貫校だと毎月55,000円の学費が掛かり、これにバス代が15,000円程度かかると仮定します。
すると年額840,000円、6年だと5,040,000円、3名だと15,120,000円。
ということで、小学生~大学生までに掛かる教育費は、1人あたり14,000,000円弱と試算できました。
我が家の場合は仕送りを含めた教育費が最大41,551,200円となり、家一軒分となりました。
書いていて気が遠くなりそうでしたが、子どもの教育費というのは住宅購入費と合わせて2大出費というのは本当です。
やはり、資産形成には独身かDINKs(夫婦2人の子ども無し)が圧倒的に有利ですね。
話を元に戻すと、私がセミリタイアを目指している50代前半だと、子ども達はまだまだ学生で、下の子なんか中学一年生です。
その時の子ども達全員の教育費の年額が最大で3,882,600円になります。生活費は別で3,200,000円程度とすると年間7百万円が必要となります。
妻の給料が手取りで200百万円だとして残り500万円。
これを5%の配当利回りから得るとすれば、1億2千万円のポートフォリオを作る必要があります。
現在の総資産額が7千3百万円なので残り4千7百万円となり、約1.6倍にしないといけません(退職金の1千万円を加味するなら1.5倍)
仮に下の子が大学を卒業するまでとするなら、この10年間をどうにかすればいいので、最悪500万を毎年取り崩していったとしても7千万円は残りそう。
更に、60歳から年金が貰える70歳までの10年間を7千万円でまかなうなら、幾分余裕はありそうです。
不確定要素が多すぎるけど、たくさんかかることだけは確実だ
もちろんこれは東京に進学したり、私立の小中高に通ったりという極端なパターンですが、一方、教育費の他に、すぐに体が大きくなるので衣服代も掛かるし、食費なんかすでに私の倍食べますから。携帯やゲーム、旅行などの娯楽費、それとは別に小遣いも欲しがるでしょう。これらは隠れコストとなります。
大学生にもなれば自分の小遣いくらいはアルバイトして稼ぐだろうし、奨学金という手もあるでしょう。
また彼らが立派な社会人になれば、私達夫婦が年老いて貧乏になって食べるものがなくなったとしても、見殺しにすることはないでしょう(希望的観測)
まあ大富豪ではないので、どこまで教育を与えるかというところは難しいところですが、出来るのであれば可能性は追及させてあげたいというのが親心。
本当に東大に受かることが出来れば、そんな苦労なんか一発で報われるでしょうけどね。
あ、当ブログを見ている方ならお分かりだと思いますが、私は子育て大好き派です。便宜上“コスト”と呼びましたが、実際にはコストという意識はありませんのであしからず。
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