これまで当ブログでは年間400万円の不労所得を得るようになればセミリタイアする!と決意を表してきました。
さあ、ではいくらの原資を積み上げ、どれくらいの利回りで運用すれば目標を達成できるでしょうか。
これは税引き後の予定ですので、ざっくり20%が源泉徴収されるということで税引き前の配当を計算すると500万円となります。
配当利回りが5%くらいの米国株で固める予定ですので、必要な原資は1億円になります。
1億円。とても大きな数字ですね。
ほとんどの投資家の方がざっくりと目指すゴールではないでしょうか。
ただ、全部が全部米国株というわけにはいきませんので、1億1~2千万円程度が必要になるでしょう。
ある程度のキャッシュは手元に置いておきたいので。
更にシミュレーションします。
現在、我が家の資産全体、米国株やジュニアNISAの日本株、つみたてNISAの投資信託、FXなど合わせて7千2百万で、うち預貯金などの流動資産を除く6千万円近くを投資に回しています。
さて、これで目標額の達成は可能でしょうか。
その可能性は個人の性質(倹約家か浪費家かとか)や職業、家族構成、相続や贈与などの特殊環境などによって変わってきます。
一概にはくくれませんが、私の場合だと、特殊環境は期待できませんが、給料からの積み上げや退職金を考慮した場合を含めると、十分達成可能な額になります。
問題は「それがいつか」です。
米国市場がこれまでの長い歴史のトレンドである年率7%で拡大するとした場合、私の場合は51~52歳くらいだと考えています。
ただ、この計画が順調にいくかどうかについては、我が家の事情が入り込んできます。
それが子ども達の教育に係る費用です。
私には小さい子どもが3人いるので、これから塾やもしかしたら私立に通ったり、大きくなったら本土の大学にいくなども考えられますので、もしかしたら思わぬ出費で計画の軌道修正に迫られる可能性もあります。
これが県内の大学くらいなら計画を大きく修正することにはならないでしょう。
コミットメントと一貫性
先日も「権威」について書いたところですが、こうしてセミリタイア時の資産額と年齢を具体的にシミュレーションし、ブログにアップすることで、、ロバート・B・チャルディーニの著書「影響力の武器」の中の「コミットメントと一貫性」のプレッシャ-を自分にかけているのです。
「コミットメントと一貫性」の詳細については、また改めて詳しく書きたいと思いますが、簡単に言うと、ある人がコミットメント(公約とか公言)をした場合、その人はそのコミットメントに沿った行動をとるよう自らを縛るようになる、ということです。
私はブログを始めるまで、漠然としたセミリタイアの願望を持っていましたが、リアリティを伴った計画を立てていたとは言いがたいのが実情です。
しかし、ブログで文章に書き、多くの人々の目に触れることになると、多少なりとも「コミットメントと一貫性」の原理が働きます。
それと同時に、嫌でもそのロードマップ(行程表)を作成することになり、セミリタイア後の計画についても”本当に自分のこととしてとらえ”考えるようになります(当ブログのセミリタイア記事をこれまで読んできた方は知っているかと思いますが、セミリタイア後の計画の詳細については若干ふざけて書いてる部分がありますが、概要の部分については、概ねその通りです)
セミリタイアをリアルに考えることのメリットとデメリット
セミリタイアするまでと、セミリタイアした後のことについて考えることは、私もブログを始めてから気がついたですが、ロードマップに従って進めれば、かなり高い確率で達成は可能だと思っています。
それと同時に、具体的に考えることは純粋に楽しい。
もう一方のデメリット、というか気をつけないといけないのは、脳は虚構と現実とをはっきり区別を付けるのは得意ではないらしく、実際に達成した姿を強く思い描くと、脳が「は~、やりきった^^;」と勘違いし、それに満足して続かなくなることがあるということです。
私のケースで言えば、私は国内外問わず旅行をする場合は、かなり事前に調べ込み、詳細な計画を立てます。
全部自分で手配しますので、バスや列車の乗り継ぎとか両替する場所とか、細かいところではどのレストランでどの料理を食べるとか、ホテルの付属設備とかアクセスとか、ネットのサイトや口コミなどかなり調べ込みます。
あまりにも入念に下調べするので、トラブルはほとんど起こらない反面、行く前からすでに頭の中には現地の地図が出来上がり、行く前からやりきった充実感があって満足してしまうことがよくあります。
このことについては私は楽しんでやっているのですが、実はこの準備したり計画を立てたりする段階が一番楽しかったりするんですね。
セミリタイアでこれが起こると、ちょっとよろしくないのですね。
はー、もうやりきったわ。給料も高くなってきたし、仕事も楽になってきた。やめんでもいいか、とかね。
達成した後の計画を具体的に作るのは楽しいかもしれませんが、そこはほどほどにして淡々と計画を実行し、日々強い決意を持ち、「いつかセミリタイアするために、今をがんばるぜ!つまらない仕事も乗り越えていくぜ!」くらいの低温熟成の気持ちを維持し続ければ、明日からの生活に張りが出るかもしれません。
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