先日ベトナムのハノイで開かれた米朝首脳会談は双方の利害が一致せず、あれだけ騒いだにもかかわらずもの別れに終わりました。
本当に東アジア情勢は北朝鮮に振り回されていますね。かなり左寄りの韓国の文大統領はもはや北朝鮮のスポークスマンと化していて、国内景気や外交の失点を取り戻し、歴史に名を残すために一発逆転の北朝鮮ホームランを狙っていたのにお気の毒様。
その上、北朝鮮から「アメリカのご機嫌をとるのではなく、我々とともに要求するべきことを要求し、当事者としての役割を果たすべきだ」と逆に批判されており、まさに涙目です。
日本にとっても彼の国の核の驚異と拉致問題は引き続き継続です。
北朝鮮への制裁解除のニュースが入ってきたけど!
そんな中、22日にトランプ氏はツイッターに「財務省が今日、北朝鮮への大規模な追加制裁を発表した。私は今日、追加制裁の撤回を指示した!」と投稿しました。
しかし財務省は対北朝鮮追加制裁を発表しておらず、どの制裁を指しているのか政権側から明確な公式説明も現在のところないようです。
これが事実なら、当然アメリカと北朝鮮は後ろで握っているはずですが、あのハノイの様子ではそれも怪しい。というかトランプ大統領のツイートすら怪しいなあ。。。
今頃、米財務省はツイートを本当にするべく右往左往していたりして。
ただこれが事実で、融和路線の入り口となれば株式市場は大歓迎です。北朝鮮に眠る地下の埋蔵資源と安価な労働力、それに伴う経済成長など、いいことづくめです。
しかし、北の政権にとっては北朝鮮から核という暴力装置を取っ払えば、後に残るのは覇王カットの太った裸の王様だけで、そして彼がチヤホヤされることは永遠になくなりますから、これは簡単な問題ではありません。
トランプ大統領の追加の福音が待たれます。
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