ハイサイ、気温16℃のガクブルの沖縄からよしおです。
16℃で甘えるんじゃねえー!
という声も聞こえて来そうですが、これはこれで寒いんですよね。
サウナにずっと入っていると、凍りかけの湖に飛び込んでも平気じゃないですか。
あの逆バージョンですよ。
ということで、沖縄のある場所では土地バブルが発生中です。
バブルとは
その前に、1990年に発生したバブルについて簡単におさらいしましょう。
アメリカのドル高による貿易赤字を受け、1985年にプラザ合意が行われました。
その結果、各国がドル売りをするという、いわゆる協調介入が行われました。
円安のお陰で貿易黒字の恩恵を受けていた日本は、プラザ合意前に1ドル=240円だったのが、年末には200円に突入。
輸出企業を中心とした業績悪化を避けるために、日銀は公定歩合を2.5%に引き下げ。
これにより、企業は借入による設備投資を活発化させました。
それに伴い土地価格も上昇。買った土地を担保に資金を借り入れ、また土地を買うという不動産バブルが到来。
当時は札束をポケットに突っ込んで飲み歩く人々が銀座には溢れていたようです。
バブルの絶頂期には「皇居の土地の値段でカリフォルニアが買える」と嘘ぶく人もいたとか、エピソードに事欠きません。
この行きすぎた土地価格の高騰を抑えるため、日銀は総量規制を導入し、公定歩合も6%に上昇。地価税法も施行され、これによりバブルは泡と消えました。
しかしその後遺症はすさまじく、企業倒産が相次ぎ、銀行は不良債権を積み上げ、その後「失われた20年」という暗黒期が訪れました。
このバブル現象。世界の歴史の中では度々発生していて、有名なところではヨーロッパで起きた「チューリップバブル」や、ニュートンも被害に遭ったと言われる「南海泡沫事件」などがあり、人間の業の深さを思い知らされます。
沖縄で進行中のプチバブル
以前も記事にしましたが、沖縄では観光客数がハワイに肉薄しており、2017年には約940万人となり、1千万人が射程に入ってきました。
特に目立つのが東南アジアからの旅行者で、LCC便やクルーズ船の寄港増加が理由にあげられます。
そして今回プチバブルが進行中なのが、先島と呼ばれる宮古島と石垣島です。
この2つの島ではホテルの建設ラッシュとなっていて、またそこで働く従業員用のアパートも同様です。
物件は満室引き渡しが当たり前で、空き室が仮に出てもすでに予約者優先。
それがなかったとしても、1時間もすれば借り手が付く状況で、市内の不動産屋では”空き室0”の状況が1年以上続いているとのことです。
ホテル従業員の中にはどうしてもアパートが借りれず、ホテルで寝泊まりしている人もいるそう。
特に凄いのが無料の橋としては日本一長い伊良部大橋で宮古島とつながっている伊良部島。
伊良部島と数メートルの距離しか離れてない双子島の下地島には下地空港があり、今年の3月にはジェットスターが成田との間に定期便を飛ばす予定です。
橋で宮古島とつながったこともあり、架橋前は坪2000円だった土地が現在では100万円と、500倍になったところもあります。
特に宮古島では自衛隊基地の建設が始まっていて土木作業員が不足しており、噂では日当3万円の求人もあるとのこと。
そんなニュースを聞くと思い付くのが不動産投資。
不動産投資で一番の懸念は、安定的な入居者がつくかどうかですが、この2つの島なら今のところ何の問題もありません。
低金利で銀行から資金を借りてアパートを建設し、それを担保に同じことを繰り返せば、お金持ち方程式の出来上がりです。
と、思って建設工事の坪単価を調べてみたところ、なんと坪150万円越えですって!
上手い話は無いなあ、ということで妄想終わり。
でももしあなたが土木作業員の経験があって稼ぎたいなら、今宮古島と石垣島はオススメかもしれませんよ。
そうそう、行く際にはキャンプ用具一式をお忘れなく。
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