転ばぬ先の杖と、転んでもケガしない丈夫な体 ー保険のお話ー

投資全般
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「こんにちわー」

我が社では昼休みになると、社内を挨拶しながら回遊している人々がいます。

彼女たち保険のセールスレディは、ちょっとしたチラシとあめ玉を渡しながら、たわいもない質問を繰り出してきて、そしていつの間にかセールストークを始めます。

こちらもいつもデスクにあめ玉が置かれていたりするもんですから、むげに出来ない感情が生まれ、ついつい話に乗ってしまいます。

すると話を終わらせるのが大変で、別日にアポなんかとられたりします。

と、これは同僚達を観察しての話。

私は完全に彼女達を無視しています。冷たいですか?

いや、それが私にできる精一杯のやさしさだと思っています。

 

保険って本当に必要なの?

私は保険に対して全く興味がありません。

いや、ないと言うと語弊があるかな。

以前、保険について調べ、シミュレーションした結果、少なくとも、リアル店舗を構えている保険会社とは仲良くしないと決めたんです。

だって、リアル店舗をもつ保険会社の商品にはセールスレディ達の人件費やあめ玉代、店舗の家賃なんかが確実にオンされているはずだからです。

生命保険の仕組みとして、各種の統計に基づいて保険料が決められていて、個人ごとの差はあるにせよ、マクロでは統計データに収束します。

「40代・喫煙歴あり・既往症なし」だといくら、とかね。

 

そのデータをもとに儲けがでるように設計されていますので、加入者が集まるほど保険会社が儲かる仕組みになっているのです。

で、私は無保険なのかというと、現在は会社の組合員に加入が義務付けられている団体生命共済の一番安い奴に入らされています。

妻と子ども達は保険に入れていません。郵便局の学資保険でさえもね。

何故かって?

 

私や家族に何かあった場合でも対応できるだけの資産があるからです。

保険の内容例を見てみると、入院1日目から1日当たり3千円、死んだら1千万円。

保険て、もし万が一起こってしまった場合の経済的破滅を防ぐためにあるんですよね。

負のアクシデントが起こったとしても自ら解決できるのであれば、保険は必要ないと私は考えているのです。

 

ここまで書いておいてなんですが、こんな私でも例外的に加入している保険があります。

それが全労済の自動車保険です。

正確に言うと、私は車を所有していないので妻が加入しています。

車を運転する際はどうしても事故の危険性がつきまといます。

もし万が一最悪の事故が起こった場合、経済的な側面から見ると、これはもう個人の経済力では対応が困難です。

下手すると人生を棒に振りかねません。

この場合にこそ保険は必要なのです。

 

冷たくした訳は

セールスレディ達の話に戻ります。以下、私限定の体験談です。

かつて、私の知り合いにもセールスレディになった方がいました。

彼女たちは2人ともバツイチの子持ちで、仕事が見つからず、やむなくセールスレディとして働いていたようです。

そして、自分の家族や親戚、友人達に一通り売ったあとは契約がなかなか取れず、2人とも辞めていきました。

見も知らぬ他人の職場に飛び込んでいき、歓迎されないまま、なんとかきっかけを作り商品を売り込んでいく。

その大変さの割には契約がなかなか取れない。

詳しく聞いた訳ではありませんが、給料をもらってる原資は加入者の保険料ですから、会社としても彼女達にプレッシャーをかけるだろうことは容易に想像できます。

 

その仕事が天職だという方もいるかもしれませんが、ほとんどの方にとってはすごく過酷だろうと慮られます。

だからといって、私には家族以外の人生に干渉する余裕もないので、できるだけ関わらないようにしているんです。

彼女たちに期待を持たせ、その貴重な、昼休みの一時間しかない営業時間を奪わないよう、出来るだけ無視するしかないのです。

 

どんな保険を人生にかけるべきか

当然ですが人生は何が起こるかわかりません。

だから、人によっては保険は必要だろうと思います。

子どもがまだ小さく、自身に何かあれば家族が路頭に迷うかもしれないという、人生のフェーズによっては保険が必要な方もいるでしょう。

そんな場合でも共済関係保険かネット保険を使って出きるだけコストを下げる努力をすべきです。

ただ、その場合もどういう補償の種類があって、どう自分にカスタマイズすればよいか、他にもっと安いところはないのか、そしてそれは本当に必要なのか、キチンと自分と対話する時間をとるべきだと思います。

毎月の保険料が大したことがないといって何十年も続けていくと大変な損失になるので、面倒くさいといってほっといては絶対にダメです。

 

先ほども書きましたが、私には保険は必要ありませんが、他の方法である意味保険をかけています。

それが、米国個別株であり、ETFであり、つみたてNISAなのです。

もし、保険を払うくらいならつみたてNISAで楽天VTIでも毎月購入した方がよっぽど賢明だという考えを持つに至ったんですよね。

今後も着々と米国株に投資し、配当を積み上げることで自分保険の原資(投資元本)を増やし、年金(配当)をもらう方がより賢い人生の生き方だと信じています。

 

50位以内に入ったら、うめ吉とちょろ坊をファミレスに連れて行ってあげることになりました。よろしくお願いします。
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