冒険投資家になりたいですよね?

投資全般
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子どものなりたい職業ランキングに「ユーチューバー」が入っていて、なぜ「冒険投資家」が入っていないんですか。

 

よしお
よしお

全く近頃の若いもんは!ワシらの若いころは、ブツブツブツ・・・

うめ吉
うめ吉

お父ちゃん安心して、オイラなるから!

うめ吉
うめ吉

ピカチュウか冒険投資家に、オイラなるから!

さて、みなさんは映画、インディジョーンズシリーズでは何が一番好きですか?

クリスタルスカルの王国は個人的にはそれほどでした。

あのラストはあり得ない。

何だろ、上手くだまして欲しいのに、あんなのにはだまされない。

シリーズの中で一番私が好きなのはインディジョーンズ魔宮の伝説です。

だってあのトロッコの場面最高じゃないですか!

ディズに-シーもあのトロッコをモチーフにアトラクションを作ったらよかったのに。

最初の大玉が転がってくるところは採用されていますけどね。

しかし、あの考古学者で冒険家が秘宝を探すテーマって男子ならたまらないなあ。

さて、投資界のインディジョーンズと呼ばれている方をご存じでしょうか。

世界三大投資家と呼ばれるうちの一人、ジム・ロジャーズです。

ちなみに、残りの二人が天才ウォーレン・バフェットと、ポンドを売り浴びてせイギリス銀行を潰した男、ジョージ・ソロスです。

ロジャーズはソロスと共にクォンタムファンドを立ち上げ、10年間で驚異の4200%のパフォーマンスを達成しました。すごいお人だ。

さて、本題はその後です。

ロジャーズは44歳の時、単身バイクにまたがりニューヨークを出発。

世界6大陸の冒険旅行にでかけました。

旅行中には各国の情勢や投資対象となりえるかを見てまわりました。

さらに57歳の時に、改造メルセデスベンツで彼女と二人で2回目の世界一周にでかけました。

その時も前回と同様、各国の情勢を分析し、口座を開設、投資を行いました。

ちなみに両冒険ともにギネスブックに載っているそうです。

普通、世界は1週すらしませんよね。

まさに投資界のインディジョーンズです。

さて、我々米国株投資家もロジャーズのように生きることは可能でしょうか。

 

冒険投資家になるには

冒険投資家になるためのハードルにはいくつかあると思います。

○英語でのコミニケーション

現地の言葉が話せるに越したことはありませんが、少なくとも英語は必要です。

香港などのオフショアで銀行口座を開設するのも英語によるコミニケーションが必須とされていますので、どこに行ってもそんなもんでしょう。

最低限英語くらい出来ないとトラブルがあった場合確かに不安ですからね。

 

○投資できる環境が整っているのか

これから経済発展しそうな国、例えばミャンマーやラオス、アフリカ諸国は魅力的だと思っていますが、そういった国は市場環境自体が整っておらず、仮に整備されていても上場している企業が極めて少ない、情報が少ないなどの問題があるわけです。

そうすると、外国人の口座開設自体やったことがない証券会社もあったりと、投資すること自体のハードルが高い。

もちろん、ネット対応していないところがほとんどなので、出入金や投資状況の確認は現地に行かないと出来ません。

 

○地政学リスク・カントリーリスク

そして、これらの新興国は何が起こるか予測がつきません。

突然、外貨での出金が認められなくなったり、外国人口座が凍結・差し押さえされることもあるかもしれません。

また、内戦が起こったりテロが頻発すればその国に入ること自体難しくなります。

もちろん、国家の信用力は概して低いですから、通貨や株価が暴落したりする危険性も高いです。

 

〇リスクに回せるだけの資産を保有しているか

全ての資産をそういった新興国に投資するのはリスクが高いので、あくまでも振り向けるのは資産の一部になるかと思いますが、では、ある程度の期間をとって旅費をかけ、苦労しながらいよいよ投資をするとなった場合、それが数十万~百万円くらいの投資金額ではリターンが引き合わないのではないでしょうか。

 

それでもなりたい冒険投資家

このように、冒険投資家は様々なリスクがあります。

じゃあ、我々一般人は冒険投資家にはなれないのか?というと、そういうことはありません。

ネットで十分情報収集し、投資する価値のありそうな国、興味のある国に旅行に出かければよいのです。たとえそれが短期間であっても。

あえて口座を作る必要はありません。

その国の人々のエネルギーや発展状況を肌で感じるだけでも行く価値があると、私は思います。

ただ、世界遺産に行って地元の料理を食べるだけではなく、投資という視点を持って旅行するだけでも、単なる旅行とは違ってくるでしょう。

その結果、新興国に可能性を感じるならETFのVWOやEEMをホールド、個別株なら国は限られますが、インドネシアやベトナム、タイ、マレーシア、ロシアなどを購入するのが、費用対効果、リスクとリターンのバランス的には最適解でしょう。

 

現在のロジャーズはどうなってるんだ?

ロジャーズは中国の今後の可能性を超絶に信じているようで、現在、娘に中国語を習わせる目的でシンガポールに住み、投資を続けているようです。

中国の他には商品、主に金に長年集中投資しているようですが、ここ数年、金相場は低迷しており、思惑は外れています。

また、ロジャーズは日本に対しても触れており、

「日本は好きだがこれから大惨事に見舞われる。もし、私が今10歳の日本人ならこの国を去ることを選ぶだろう」

というような趣旨の発言をしています。

金投資のように外れて欲しいものですが。

最後にロジャーズの発言から一つだけ紹介します。

「人生は短い、遠くまで行って世界を見よう」

 

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